ABAP概要説明
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# ABAP概要説明 ## 1, ABAP言語の特徴 SAPアプリケーション群はABAPを開発言語とし、BASIS(SAP NetWeaver)をアプリケーションサーバに利用することで特定のオペレーティングシステムやデータベース管理システムなどの プラットフォームに依存することなく、開発、運用することができます。 ## 2.1 トランザクションコード とは **トランザクションコード とは** SAP システムの各機能には、関連するトランザクションコードがあります。 トランザクションコードは、文字、数字、あるいはその両方で構成される。トランザクションコードを使用して、 SAP アプリケーションの任意のタスクにすばやくジャンプすることができます。 **常用トランザクションコード 一覧** se37 汎用モジュールビルダ<br> se38 ABAPエディタ(プログラム)登録<br> se39 ABAP分割(旧)画面エディタ<br> se80 開発クラス登録オブジェクトナビゲータビューの登録<br> se90 オブジェクトナビゲータ<br> se93 ダイアログトランザクション登録<br> #### 補足:メニューバーの「補足⇒設定」で、「技術名称表示」をチェックすると、 T-CD(トランザクションコード)が表示できます。 ## 2.2 ABAPデータ型 ### データ型は ABAP ディクショナリに含まれる実際のデータ型定義です。 **基本データ型**<br> 基本データオブジェクトを作成する為のデータ型。<br> **参照データ型**<br> 異なるデータ型を参照するデータ型。<br> **複合データ型**<br> 通常、他の既存のデータ型の複合です。<br> ①基本データ型<br> データ型 意味 長さ<br> D 日付 8<br> T 時刻 6<br> I 整数 4<br> F 小数点 8<br> C 文字列 _<br> ②参照データ型<br> プログラムの中で以下のようにテーブルデータ型を参照してデータ型を定義します。<br> ``` TYPES dtype [TYPE type|LIKE dobj]…<br> TYPES: types TYPE table.<br> DATA:gv_data LIKE table-field … ``` ## 2.3 ABAP宣言 ①定数を宣言するには CONSTANTS 命令を使用します。<br> ``` CONSTANTS <name> TYPE <type> value [<value> IS INITIAL]<br> ``` ②変数を宣言するには DATA命令を使用します。<br> ``` DATAS <name> TYPE <type> value [<value> IS INITIAL] ``` ## 2.4 ABAPの書式ルール 命令文は半角ローマ字で、大文字と小文字は同一視される<br> 命令文はキーワード(V、S、C、T)で始まりピリオドで終わる<br> 命令中の単語は半角スペースで区切る<br> 同じキーワードの命令が続く場合チェーン命令を使うことで一文で記述可能<br> 途中からコメントを記述したい場合は”(ダブルコーテーション)で記述<br> コメントを記述する場合は*を付ける<br> ## 2.5新しいプログラムを登録 SAP メニューからメニューパスツール → ABAP ワークベンチ → 開発 → ABAP エディタを選択します。 <br> またはトランザクションSE38 を起動します。<br> <img src="https://i.loli.net/2019/10/17/GyPYudRnvbrJa1g.png" width="70%"/> ABAP エディタ画面より<br> ① プログラム名を入力する。<br> ② 登録ボタンを押下する。<br> 補足:ログインユーザで一度もオブジェクト(プログラム、ディクショナリ等)の登録、変更が行われていない場合「開発者の追加」画面が表示されるので、ログインユーザの「開発者キー;アクセスキー」を入力します。<br> 注意:「開発者キー」が設定されると次回から当画面は表示だれません。<br> <img src="https://i.loli.net/2019/10/17/FOq8SJWrAuRPGVw.png" width="70%"/><br> 属性画面が表示される。<br> <img src="https://i.loli.net/2019/10/17/vBLktjHwPr81EeJ.png" width="70%"/><br> ① 標題を指定する。(入力必須)<br> ② タイプを指定する。(入力必須)<br> ③ ステータスを指定する。(省略可能) <br> ④ 保存ボタンを押下する。<br> ## 2.6 ABAPのイベント ① INITIALIZATION 標準選択画面が呼び出される前に発生するイベント。<br> ② AT SELECTION-SCREEN<br> ステムが選択画面の処理中に発生する一連のイベント全体の基本フォーム。<br> ③ START-OF-SELECTION<br> 選択画面が処理された後、データベースから読み込まれる前に発生発生するイベント。<br> ④ END-OF-SELECTION<br> 実行中のプログラムのメイン処理が終了する直前に実行されるイベント。<br> ## 2.7 ABAPの選択画面 PARAMETERS 個別項目を定義する<br> PARAMETERS 複合選択を定義する <br> SELECTION-SCREEN 選択画面をフォーマットし、ユーザ固有の選択画面を定義する
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